電子文房具。 略して電房具。
パソコンを使わないまま3年ほど経ちましたが、iPadで充分賄えています。 手軽で扱いやすい。 その分あまり「環境」では遊べない。 カスタマイズに限界があります。
ツールとして割り切れるかどうかですね。
エンピツ
日本語入力は「エンピツ」です。 これがないと文字は書けません。
エンピツとしてはazooKey一択です。 標準キーボードは大きすぎて画面を占領しすぎ。 筆記具として変。 azooKeyだと画面の3分の1ほどで済みます。
1バイト文字の文化圏ならキーボードはそのままでいいんでしょうけど、日本語などの2バイト文字だと「変換」という作業が入る。 書く行為にワンクッション絡んでくる。 ここをどう乗り越えるか。
azooKeyのライブ変換はその対応策になるかなと思います。 「変換」というタイムラグを解消できる。 その分、思った変換にならないときがつらいですけどね。 そこはユーザ辞書でカバーする。
「nr→入力」や「sh→自分」みたいな速記方式を採用しています。 子音2つで常用する漢字に変換する。 これをユーザ辞書に入れておくと、外付けキーボード同等のスピードで入力できます。 おすすめ。
あと好きな配列を自作できるのがたまらない。 凝り出すとキリがないですね。 tabコードを入れたら、Obsidianのテーブルでセル移動できるようになりました。
ノート
「ノート」はテキストエディタ。 Obsidianを中心にいろいろ使う。
多機能で拡張性の高いObsidianですが、使いこなしのコツは「シンプルに使う」です。 ノートとして文字が書ければいい。 mdファイルしか扱えないのは「コードエディタ」ではないからです。 そういう意味ではiPad向き。 構想を練る「下書き」を書き貯める。
ポイントはZoom。 Obsidianはこれがあるから譲れません。 見出しでズームするとその段落だけに集中できる。 アウトライナーの利点を平文でも実現します。 並べ替えは「アウトライン」でできるし、絞り込みもできる。 長い文章を書くときも苦になりません。
Templaterも欠かせない。 TextwellやDraftsと同じことをObsidianでできるようになります。 アクションを組める。 物足りないと感じたら自分で機能を追加できる。
デバイス間の同期については「しない派」になりました。 スマホにはThinoで日記を付けるくらい。 いいアイデアが出たらiPadに書き写す。 スマホで文章を書くとモードが違うというか、iPadと文体が異なるので、そのままは採用しません。 分けた方がいい。
情報収集
インターネットはArc Searchになりました。 手応えが軽い。 広告ブロックの影響もあるだろうけど、全体に「軽い」と感じます。 見せ方がうまいのだと思う。
ただシンプルなブラウザにした分、機能的に困ったことが起きる。 ブックマークレットを使えませんね。 デスクトップ版には「ブースター」という拡張機能がありますが、モバイル版にはない。 今後対応するかどうかだけど、名前を変えたのは対応しないからかもしれない。 ショートカットでどこまでカバーできるか。
ブックマークに関しては「クイックメモ」との併用がおすすめです。 右下隅のスワイプで出てくるクイックメモ。 リンクがボタンで追加できる。 これをObsidianにドロップするとリンクが書き込まれます。 Templaterでブログカードに変換すれば完成。
効率よくブログの下書きが出来上がります。
まとめ
そうか。 「イデオン」はフロイトの「イド」だったのか。 しかも死の欲動のほうじゃないか。 あと「死刑台のエレベーター」好きすぎ。