久々の新作。
Harp配列
ローマ字が片手で書けたらいいな、と作ってみました。 竪琴のイメージです。 右フリックを多用します。 スマホ向きかもしれない。
子音配列と母音配列が交互に出るキーボード。 ローマ字の基本は「子音+母音」だから、打つたびに入れ替わると便利じゃないか。 そうした理由です。
やってみると不都合が見つかります。 何度も配列を試作し、改良してきました。 今回はその途中経過です。
子音配列
子音は上フリックを濁音にしました。 濁音化する子音を二段目に集めた。 フリックが難しい場合は「小」キーでも濁音化できます。
これだけでも12コマ消費し、母音用のキーが作れません。 でも母音始まりの単語もあります。 それで右フリックに母音を収めることにしました。
また「a」キーで母音配列を呼び出せるようにもしました。
母音配列
子音を打つと自動で母音配列に切り替わります。 拗音化する母音を二段目に並べました。 また、母音の右フリックは二重母音にしました。 これが意外と使う。
2打目に使われる子音として「H、W、Y、N」も残します。 「hw」は「f」の代用として使われるので「bw」も「v」に変換することにしました。
促音化
困ったのが促音の扱いです。 この配列だと子音の2度打ちができない。 母音配列で消える子音がある。
それで「x」を使うことにしました。 「kx」を「kk」に変換します。 「x」を「自乗」と見立てる方法です。 あるいは「ワイルドカード」として使う。 これで対処します。
促音の「っ」は破裂音の前に現れます。 「p、k、t」ですね。 「一杯」「一回」「一体」のように促音が挟まる。 とくに「h音」は古代日本語で「p」と発音された名残りを感じます。 平安時代に「p→f→h」と変移したんだそうな。
じゃあ、促音は「p、k、t」だけかと言えば、そうではありません。 「アッガイ」もあるし「うっまい」もある。 そもそも鼻音の前に促音はあり得ず、「ummai」はローマ字なら「うんまい」です。 でも「ローマ字入力」は「うっまい」を採用している。
それで「x」をすべて促音とすることにしました。 この方法で不都合はないか。 それをこれから見ていくことにします。
まとめ
かなフリックがいまだに馴染めません。 指が疲れませんか。 長文は無理だと思う。