あったらうれしい。
WebClip
WebClipperで集まったデータを閲覧するdataview。
これがObsidianの新しい活用法に加わりました。 子どもの頃から小石を集めたり切手を集めたりしていた収集癖の人間にはたまらないものがあります。 たまっていくのにたまらない。 「たまらない」って何だ?
今回の修正点は「全文検索」です。
スクリプト
dataviewプラグインで動くようになってます。
```dataviewjsconst FOLDER = "Clippings"const CSS = "font-size:medium;"const p = dv.el("input","")p.placeholder = "..."p.style = "width:50%;font-size:large;border-radius:3px;"const btn = dv.el("button","▶︎")btn.style = "background:none;font-size:small;margin:5px;width:20px;"const b = dv.el("div", "")b.style = "max-height:14000px;"disp()p.onkeyup = () => disp()btn.onclick = () => { q = encodeURIComponent(p.value) if(q){ open(`obsidian://search?query=${q}%20path:(${FOLDER})`)}else{open("https://google.com")}}functiondisp(){const d = dv.pages(`"${FOLDER}"`).filter(x => x.title).filter(x =>(x.title + x.author + x.description).includes(p.value)).sort(x => x.file.mtime,"desc").limit(200).map(x =>`<tr style="${CSS}"><td style="width:20%;"><a class=external-link href='${(x.source)}'><img style="max-height: 100px;" alt="🌏️" src="${x.image ||''}"></a></td><td><a class=internal-link href="${x.file.name}">${x.title}</a><br>${x.description ||"..."}</td></tr>`) b.innerHTML =`<br><table style='width:100%;'>${d.join("\n")}</table>`}```
使い方
リーディングビューにするとClippingsフォルダを一覧表示します。 WebClipperのデータをサムネ付きのデータベースに変える。 タイトルと抜粋をもとに検索できます。
今回は本文の検索もできます。 コアプラグインの「検索」にキーワードを渡します。
検索欄にキーワードを入れてから、右横の「▶︎」をタップしてください。 Clippingsフォルダを対象に全文検索を行います。
蔵書管理とどう違うか
いま考えているのは、このWebClipで蔵書管理もするかどうか、です。 BookSearchプラグインのデータも扱えるようにすると、どうなるだろう?と。
本のデータもWebの記事も「読んだもの」というカテゴリーに属する。 読書体験を反映しています。 これは「脳」の中ではリンクしているかもしれない。 すると「第二の脳」でも区別せず、混在させるのが面白いかもしれない。
これは「ネット上の記事を『本』として読んでいるのか」という問題ですね。 生まれたときからネットがあった世代だと、この境界は希薄かもしれない。 書籍を手に入れるのに苦労した世代、たとえば天竺まで旅をした三蔵法師なら、 それが「書物」というだけで後光が挿していたでしょう。
ちょうど、その間ぐらいの人間にすると、まだ「本の権威性」がありますね。 フィルターだと思う。 「書物」には関わっている人間が多い。 著者だけでなく編集者や企画の目を通して何度も吟味されています。 古典であれば、長い歴史の中でたくさんの読者の目に晒されてきた。 その事実に対し畏敬の念が湧き「権威性」を形成している。
それとWebクリップを同列に扱うことに、どこか抵抗を感じます。 精神構造が古いのでしょうね。 「ネットの記事も、多くの読者にさらされているじゃないか」と言われればそれまでです。 でも、同時代人だと異和作用が少ないというか「社会通念の強化」になっているじゃないかと疑念が起こる。 口当たりのいいものが並んでいて、栄養がスカスカというか。
いや、そうでもないか。 スカスカだったら、そもそもクリップしない。 目から「鱗」が落ちたからクリップした。 そのことがWebクリップにオーラをまとわせる。
となると「目の鱗」が何か、になるかなあ。 「鱗」が情報をシャットアウトしているはずなのに、貫通している。 セキュリティ・ブロックなら甘々です。 甘々じゃないと面白いことは起こらない。
「驚く」って不思議な仕組みだな。
まとめ
で、蔵書管理と合体させるべきか否か。 合体の方が「驚く」が増えるだろうか。