新年早々、新しいプラグインを入れてみた。
Smart Connections
年末のGeminiフィーバーから「他に生成AIを使うプラグイン、ないかなあ」と導入してみました。 モバイルで使えるやつで(最近対応した。待ってました)。
Import Obsidian: Smart Connections
入れたはいいけど、なんかインデックスを作り始めて数十分かかりそうです。 今、そのプロセスが終わるのを待っているところ。 文章を打つことはできるけど、打ち落としが生じる。 これは重いなあ。
しかも無料なんだろうか、と心配しつつヒア・ウィ・ゴー。
設定の仕方
モバイル版は最初にインデックスを作成します。 メッセージの「Load Smart Env」をタップ。 一度、設定画面を閉じてから、再度開くといろいろ設定できるようになります。
で「Clear All & Re-import」を押したら、インデックスを作り始めたわけで。 爪でも切って待つか。
インデックスを作り終わってから、Obsidianを再起動。
使い方
リボンにあるコネクション・ボタンをタップすると:
関連するファイルのリストが右サイドパネルに出てきます。
関連値みたいなのがついてる。 たぶん、文中に出てくるキーワードを抽出して計算してるみたい。 2Hop Linksに似てるけど、キーワードの指定をAIが勝手にやってくれた感じかな。 なぜそのファイルが関連あるとされたのか、ちょっと不明なのも挙がってる。
リンクはタップするとまず内容表示し、さらにタップするとそのファイルが開きます。 これ、見出しを単位にしてる。 ふむふむ。
Smart Chat
あとSmart Chatという会話型AIも追加されます。
歯車ボタンを押して設定画面なのだけど、これテーマをデフォルトに戻したほうがいいな。 Minimalだと画面が崩れます。
設定でGoogle Geminiを選びAPIキーを入れると、はい、Copilotプラグインと同じ。 質問に質問で答えてくれます。 うーむ、「このノート」に該当する変数がないのかなあ。 ありそうなんだけど、見つからず。
この点に関してはCopilotプラグインの方が使いやすい。
追記:英語では「myやourで参照します」となっているけど日本語だとトリガーにならない。 「私の」や「俺の」も「どのノートか教えてください」で困った。
Smart Lookup
おっと、もう一つ追加機能がありました。 Smart Connectionsの虫眼鏡ボタンを押したら出てきました。 パネルの別項目扱いになっていたので気づかなかった。
質問を入れると、それと関連しそうなファイルをリストアップします。 いわゆる「キーワード検索」ではありません。 キーワードと一致するかどうかではなく「関連ありそうか」で絞り込んでいます。 思いがけないものと遭遇する。
このスマート検索は:
```smart-connections質問の内容```
とコードブロックでノートに埋め込めます。
これは新しい。 そう、このタイプの「検索」が今後の主流になりそう。
未来のエディタ
関連するファイルが表示されるのは面白いですね。 もし自動で更新されるなら、これは新しいエディタ体験です。 自分でも気づかないネットワークをサジェスチョンしてくれる。 古いファイルが死蔵しなくて済むかもしれない。
ファイルが別のファイルとリンクすることでネットワークを作る。 たぶん、それが「第二の脳」のイメージなのでしょう。 Obsidianのコンセプトであり、内部リンクやバックリンクの活用で考えられていた。
そのネットワークがSmart Connectionsだと生成AIによって作られる。 シナプスが勝手に生えていく。 そんなイメージですね。
これがどんな執筆サポートになるでしょう。 わかりません。 わからないけど、どうもエディタはそちらにこれから進化するんじゃないかと思いました。 OSレベルに生成AIが応用され、ファイル検索のアシストに使われる。
インターネットだとArc Searchで体験済みです。 質問を入れると、複数のサイトを参照して回答を作ってくれる。 元になったサイトのリンクも表示される。
それがローカルファイルでも行えるようになる。 スポットライトに質問を打ち込むと、まず要約が出て「どのファイルを開きますか」となる形式だろうか。 いや、ちょっと違うか。 適切なファイルの該当部分をマージして、そこにネット上の情報も付け加え、別のファイルを作ってくれる感じか。
そうか、そうじゃないわ。 新しいインターフェースは「チャット」だわ。 対話が操作の基本形になる。 音声入力で対話する。 もちろん、タイプするのでもいいけれど。
向こうから質問を投げかけてくる。 こちらがそれに答えるうちに、自分の中のニーズが明確になっていく。 すると、それに対して適切なアドバイスやリンクを示してくれる。 なるほどなあ、そういうエディタがこれから生まれてくるのかな。
まとめ
質問はすでに尋問に変わっていて、顔を舐めてくるやつだ、それ。 きっと、最初のモデルは「ブチャラティ」って名前だわ。