テキスト分析をパターン化しておく。
Copilot
生成AIに質問をする。 この質問を「プロンプト」と呼びます。
使っていると、同じような質問を多用することがあります。 Copilotはそれを「カスタムプロンプト」として再利用できるようになっています。
このカスタムプロンプトを使いこなしてみましょう。
カスタムプロンプト
Copilotの設定「Basic」に「Custom Prompts Folder Name」があります。
デフォルトでは copilot-custom-prompts
になっていますね。
そのフォルダにノートを作ると、それがプロンプトとして利用できます。
プロンプトの書き方
プロンプト自体は普通のテキストです。
内容としては4点を明記します。
- who:どの立場に立つのか
- what:何について書くか
- why:どんな目的があるのか
- how:どういう形式にするか
長くなるから、あらかじめテキストで用意しておく。
あなたは{activeNote}の著者です。 この本の序章「はじめに」を書いてください。 初心者の人でも興味を持ってもらえるように。 ですます調で800字で。
なお、開いているノートは{activeNote}
で参照できます。
プロンプトとはメタ会話のことである - Jazzと読書の日々
使い方
対象となるノートを開きCopilotの質問欄に /
を入力します。
copilot-custom-prompts
のファイルが並ぶので選んでください。
質問欄にプロンプトが入力されます。 改行キーで送信。
すると目的通りのテキストが返ってきます。
「はじめに」
序章を生成するプロンプトを試したのですが、序章って面白いですね。
もとはKindleハイライトのリストだからバラバラの箇条書きです。 文脈なんてない。 ただ、読みながら気になった文章に線を引いただけです。
ところが「はじめに」を作ると筋が見えるんです。 作者が何を狙っていたか浮き彫りになる。
読者の皆様には、本書を通じて、ご自身の身体と向き合い、 その声に耳を傾けることで、 新たな発見や気づきを得ていただけたら幸いです。
こういう一文が補われています。 そうですね。 基となった『身体と魂の思想史』にはそうした意図が伏流に流れています。
あと序章を読むと「自分だったらこんなエピソードを書くなあ」と連想が広がる。 これもいいですね。 「はじめに」なんだから、本文を知らない過去の自分にタイムスリップして、読む前の気持ちに戻れる。
「読む前」なのにすでに「いろいろ」を知ってるから、自分でも書けそうな気が湧いてくる。 まあ、実際に書けるわけじゃないですけど、自分の中に「問い」が立ち上がってきて「よし、出発だッ!」と気持ちが高鳴ってきます。
まとめ
mindmap root((身体と魂の思想史)) 大きな理性 ニーチェ 身体は大きな理性 小さな理性への対抗 身体性認知科学 身体と環境の「あいだ」に拡がる心 脳神経科学と拡張身体 フロイトと精神分析 症状 性 身体の思想 メルロ=ポンティ 受肉した意識 サルトル 実存主義 精神と身体 20世紀後半以降の展開 身体イメージとその病理 脳神経科学と技術 拡張身体 反哲学 理性主義批判 身体への着眼 生の哲学 理性主義への対抗 感性的な直感や直接経験の重視 身体図式 習慣的身体 現勢的身体 身体イメージ 身体知覚 身体概念 身体情緒 4E認知 エナクティヴ エンベデッド エクステンデッド
キーワードをマインドマップにして、この迷宮、どこから攻略する?