「手立て→定義」という発想がタスク先行の「モーダル」だと気づきました。
ヤングケアラー問題
だからモードレスが重要。 それはわかるけど取り掛かりが欲しい。
そんな場合はObsidianのCopilotを使いましょう。
まず定義
とはいえ直接「ヤングケアラー問題をモードレスに考えてください」と頼んでも「モードレスって何ですかぁ?」と返事してきて、使えません。
まず「モードレス」を俎上に載せましょう。
質問:上野学さんの「モードレスデザイン」にある「モードレス」とは何ですか。
回答: 上野学さんの「モードレスデザイン」における「モードレス」とは、ユーザーインターフェースにおいて、複数の動作モードを持たず、常に一貫した操作性とフィードバックを提供する設計思想のことです。
具体的には、特定の機能を使うためにモードを切り替える必要がなく、いつでも全ての機能にアクセスできる状態を指します。モードの切り替えによって操作方法が変化したり、予期せぬ動作が発生したりするといった混乱を避けることができます。
例えば、テキストエディタで「挿入モード」と「上書きモード」を切り替える必要がある場合、これはモードレスではありません。一方、常に挿入と上書きの両方の機能が利用可能で、ユーザーの意図に応じて適切に動作するエディタであれば、モードレスな設計と言えるでしょう。
モードレスデザインは、ユーザーにとって直感的で分かりやすく、操作ミスを減らすことに繋がります。そのため、特に複雑な操作が必要なシステムや、初心者でも容易に扱える必要があるシステムにおいて、有効な設計手法となります。
ちゃんと理解してますね。
でもユーザーインターフェイスのことと捉えている節があるなあ。 問題と向き合う態度というか、哲学的な側面はわかってるのかしら。
そのまま質問
とりあえず「モードレスを話題にしている文脈」になったと見て、その先を続けます。 どうヤングケアラー問題を扱うべきか。
質問:モードレスでヤングケアラーの問題に対処するにはどうしますか。
回答: ヤングケアラーの問題にモードレスで対処するには、状況に応じて柔軟かつ一貫した支援を提供する必要があります。 「モード」を切り替えるのではなく、常に複数の支援策を同時並行的に、あるいは状況に応じてシームレスに切り替えて提供することが重要です。 そのためには、以下の様なアプローチが考えられます。
包括的な支援体制の構築:ヤングケアラー支援は、教育機関、医療機関、福祉機関、地域住民など、様々な関係者が連携して行う必要があります。それぞれの機関が個別に対応するのではなく、情報共有を行い、必要に応じて連携して支援を提供する体制を構築することが重要です。 これは、特定の「モード」に限定されない、柔軟な対応を可能にします。
個別ニーズへの対応:ヤングケアラーはそれぞれ異なる状況、ニーズを持っています。年齢、ケアの内容、家庭環境、学業状況など、様々な要因を考慮し、個別に対応する必要があります。 「標準的な支援」というモードではなく、一人ひとりに合わせた柔軟な支援を提供することが重要です。
早期発見・早期介入:ヤングケアラーは、自分自身をケアラーだと認識していない場合も多いです。そのため、学校や地域社会において、早期発見のためのシステムを構築し、必要に応じて適切な介入を行うことが重要です。 これは、問題が発生してから対応するのではなく、予防的な側面も重視した、常に「オン」の状態の支援体制を意味します。
継続的な支援:ヤングケアラーの支援は、一時的なものではなく、継続的なものである必要があります。 状況の変化に応じて、支援の内容を柔軟に変更していく必要があります。 これは、特定の期間だけ支援を行う「モード」ではなく、長期的な視点に立った支援体制を必要とします。
情報提供の充実:ヤングケアラー自身、そしてその家族、支援者に対して、必要な情報を分かりやすく提供する必要があります。 これは、特定の窓口に限定せず、様々なチャネルを通じて情報を提供することで、アクセスしやすさを向上させることを意味します。
これらのアプローチは、互いに関連し合い、全体としてモードレスな支援体制を構築します。 特定の「モード」に限定されることなく、常にヤングケアラーのニーズに柔軟に対応できる体制こそが、効果的な解決策となるでしょう。
ああ、賢い。 人間より賢いんじゃないだろうか。
どうなるといいか
Copilotの回答から連想を広げてみます。
「一人ひとりに合わせた柔軟な支援」。 ここがポイントかな。 初めから「標準的な支援」があるわけではない。 パッケージとして提供できるものではない。 それがとてもモードレスな発想だと思います。
しかも「常にオンの状態の支援体制」もいいですね。 何か問題が起きてから動くのではなく、何も起きてなくても支援する。 支援自体に「オン/オフ」のモードがあっては困ります。 モードレスなのだから、いつも稼動状態にある。
ということは「ヤングケアラー」でなくても支援対象です。 どの子も支援を受ける権利がある。 そうした前提のサポート体制を作れるかどうか。
それと「一時的な支援ではない」も重要ですね。 長期的な視点に立ってサポートする。 危機介入だけで終わらないことが肝心。
と同時に、これは難しいだろうなあ。 学校の先生に頼っても、その先生が異動することがあるし、中学に上がったり高校に進んだりすると、関わっている大人は変わる。 属人的なサポートでは対応できないことだ。
システムとして関わる。 つまりは社会全体の意識が変わることが必要で、「孤立した家庭」を作らないことなのでしょう。 行政だけに頼っても、支援が届かなくなる。 「私たち」の課題と捉えることか。 そこに「正解はない」というか、モードレスなので、あれこれ考える前にまず動いて、その動きの中で「より良い方向」を模索する感じかな。
いつも 〜ing の状態を保つ。 支援がプロセスになっている。 そうであれば、何をしても「正解」になります。 「まずいこと」が起こったとしても「この方向はまずい」というデータとして扱える。 「柔軟な支援」を提供する目的に合致しています。
まとめ
あと、オープンダイアログ的な視点でしょうね。 属人的にならなくて済むし。
話し合いの場に「本人たち」にも入ってもらう。 子どもや家族の意見を汲まなければ、どんな意見だろうと「モーダル」になる。 誰の欲望かわからないサポートになります。 そりゃあ、モーダルい。