フリックせずに日本語を書いていく。
Wes配列
iPadで長い文章を書く。 azooKeyのライブ変換は思考を遮ることがありません。 打っていくと打ったように文字が出てくる。 キーボードが透明になります。 ありがたい。
今回は中央分離帯に濁点キーを置きました。 指への負担を軽減する措置です。
設定の仕方
下記ファイルをazooKeyの「URLから読み込む」で読み込んでください。
使い方
たとえば「が」を打つとき「KA」で「か」としてから「小」キーで「が」に変換。
今までは「K」を上フリックして「G」にする方式でした。 長時間入力すると結構指が疲れます。 手で書くとき濁点は「か」と書いてから「が」にしますよね。 なら、キーボードもその順が自然でしょう。 濁点はあとから付ける。
それと「J」の入力を「Sー」でできるようにしました。 この「J」、意外と使うんじゃないか。 今も「じゃないか」の「じゃ」で使った。 出番が多い。 基本的に「子音+ー」は濁音化にしました。
あとローマ字変換では「HW」が「F」の代用なのに気づいたので「BW」は「V」になってます。 これでフリックが加速的に減少しました。
Markdownの見出し用に「ーー」を「#」に設定。
小学生のためのローマ字入力
今回のコンセプトは「小学生」です。 子音と母音で色分けしました。
学校でタブレットを使うようになったけど、日本語入力で混乱しているんじゃないか。 ひらがな入力から入ると、ローマ字に移るときに苦労します。
しかも、学校間で統一されていない。 ノートパソコンを使うところもあるし、Androidのタブレットもある。 もし転校するとなると、異なる文化に出くわすことになる。 そりゃあ、子どもが可哀想でしょう。
一番被害が少ないのは「QWERTYでローマ字」ですね。 どの端末にも備わっています。 でもそれだと、手書きで平仮名を覚える時期に、パソコンではローマ字を叩くという悪夢のような状況ができる。 乗り越えられない子もいるんじゃないか。
今は仕方ないとしても、将来的に「ローマ字に特化したキーボード」がほしいところ。 タブレットならそれができます。 覚えるキーの数が少なく、それでいて日本語が打ちやすい。 子音と母音は区別したいし、濁点は濁点として扱いたい。 濁点のために別の子音を覚えるのは日本語としては変な話。
Wes配列はそのための「試作機」になっています。 よくある「入力を速くする配列」は目指しません。 書くための認知コストを下げる配列を探しています。
まとめ
実際、学校現場では工夫されてるだろうなあ。 シールを貼って、子音と母音を色違いにするとか、いろいろ試されてそうだ。